きっかけはコロナ禍
コロナ禍により3月末から4月、5月と家にいる時間が一日の大半を占めていた。
もともと外へ外へと出ていく人間だったので家にずっといるのは、もって1ヶ月だった。
5月は飽きた。おうちイベントもネタが浮かばず、運動を兼ねてやっていたUber Eatsもあまり稼げず日常に飽き飽きしていた。
5月末、緊急事態宣言が解除され6月から今まで定期的にやっていた仕事が復活するぞ!と外に出る理由ができてワクワクしていたのだが、なんとその仕事がなくなってしまった。
コロナが落ち着くまでではなく、ずっと。
なんていうことでしょう。。。
どうしようかな、と考え、以前友人から声かけてもらっていた仕事先へ連絡。
「明日から来てください」
ということになった。
それが、今やっている仕事だ。
仕事内容は言えないが、人を相手にするお役所仕事。
環境チェンジ
約2年前にシェアハウスに引っ越してきてからというものの、外の世界に足を運ぶことが減った。
と、いうのもシェアハウスが楽しすぎたから。
だからと言って、今楽しくないわけではない。
シェアハウスというコミュニティを基点にそこで出会う人との繋がりを大事にしてきた。
だから自分のことを知らない人がいる世界に足を運ぶことが減ったのだ。
そうすると、どうなるか。
居心地はいいのだが、少し息が詰まってしまった。
「ななえ」というアイデンティティはありつつ、
他者が想う自分に自分が固定化されつつあった。
なんだかそれが今の自分には苦しかった。
誰が悪いとか、自分が悪いとかではないと思っている。
上手く言葉に出来ないんだけど、苦しかった。
懇意にしているコミュニティ内では「エレメンツコード」という心を見える化したツールがあって、属性がある。
その属性に当てはまるとこういう傾向があるよねってことで他者理解において非常に便利なツールなのだが、それに囚われている自分がいた。
囚われているのは自分だけ。うん、わかってる。
周りは上手にツールを使って交流をしている。
この囚われから解放されたくって、
悪く言えば「逃げた」
良く言えば「環境を変えた」
自分のことを知らない人たちのいる環境に行ってみたかった。
ツールを使わず、自分の目で見たり、相手の話を聞いたりする中で人と関わりを持ちたかった。
新しい環境で自分はどう振る舞って、どう周りから見られるのか知りたかった。
「仕事」という1つのプロジェクトを遂行することは、0からの他者理解にとても良いだろうと考えたのだ。
自分のことを知らない世界に飛び込んで
正直、怖かった。
知らない人、怖い。
ハジメマシテはどうも苦手だ。
相手の情報が何もない。
どう動けば良いかわからない。
うん、すごい矛盾していることを言っているw
でも、これは仕事。
研修もなしにぶっつけ本番スタート。
周りも初めてやるこの仕事に戸惑っている様子。
同じスタッフの女の子に教えてもらいつつ、知識を詰め込み、お客さんが来ない間は勉強した。
わかりにくい資料が多かったから、自分なりに頭の整理も兼ねて資料を作った。
その資料が周りから好評でいろんな資料やシートを作った。
目の前のことに一杯一杯で仕事仲間とのコミュニケーションは仕事の話ばかりだったけどそれなりに良い評価をしてもらえていて嬉しかった^^
わたし自身もその仕事を通して相手を見た。
・この人はこんな考え方をするんだ
・この人はこの業務が苦手そうだな
・この人のこういうところ良いな
目の前で起こっていることだけを見て人を知れる楽しみがあった。
この環境に飛び込んで良かった◎
環境を変えて1ヶ月が経った
仕事場ではあるものの、1ヶ月も経てばいろんな話をする。
いろんな自分を見せる。相手のいろんな側面を知る。
そんな些細なことがものすごく楽しい。
自分の全てを晒しているわけではないけど、程よく晒して丁度いい。
もちろん楽しいことばかりではない。
激昂しているお客様を相手にすることもあった。
スタッフ間でのトラブルもあった。
まじか…と思う衝撃的なことだった。。。
でも、そんなこともあるよな~。人間だもの。
いろんな人がいるもんだ。おもしろい。
* * *
「影山さんっておもしろいね」
「かげちゃん」
悩みごとを相談したら
「影山さんは人の嫌がるようなことをわざわざする人じゃないと思う」
「影山さんがいなくて寂しかった」
「影山さんがいてくれて良かった」
「さすが」
「資料とても見やすい。すごく助かる」
この1ヶ月間に言われて嬉しかった言葉たち。
外の世界はとっても優しい世界だった✨
月が替わってメンバーも変わった。
新しいメンバーになってまた一波乱起こりそう…笑
一応、今の場所は今月まで。
来月以降はどんな働き方になるかわからないけど、楽しもう♩